軽トラからスーパースポーツカーまで、自動車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。
スペーシア、見ての通り軽自動車として圧倒的な室内空間の広さを誇りますが、その一方で気になるのはその走り。
いくら広くてもあまりにも動力性能が低ければイマイチ購入意欲が盛り上がりませんよね。
ということで今回はスペーシアの動力性能をチェックしていきます！
【スペーシアの動力性能：市街地では？】
軽のスーパーハイトワゴン、車高も高く両側スライドドアも装備されているので車重は重くなりがちです。
そんな中、スペーシアは850kgとかなり軽量な仕上がりです。
どれぐらい軽いかといえば、ライバル車のホンダN-BOXが950kgと100kgも重いことから理解いただけるのではないでしょうか。
またカスタムに標準装備されているS-エネチャージではハイブリッドほどではありませんが、モーターによるアシストがあります。
これは燃費対策の面が大きいのですが、ストップ＆ゴーの多い市街地ではかなり有効で街中でもかなり活発に走ってくれます。
またコンパクトなボデイに高い着座位置で最小回転半径は4.2mと街中の取り回しは抜群、市街地での乗りやすさは最高です。
【スペーシアの動力性能：高速では？】
一般的に軽自動車にとって高速走行は苦手科目に入るでしょう。
特にスペーシアなどのスーパーハイトワゴンの場合は車高が高く、前衛投影面積も大きいことから高速走行には不利な要素が揃っています。
さすがに自然吸気では軽量ボディのスペーシアでも高速の上り坂ではきびしい場面もありますが、ターボであれば問題ありません。
街乗り中心であればターボはなしでもさほど気にならないでしょうが、山坂道が多かったり高速道路を使う機会が多いのであればターボ車を選択することをおすすめします。
【スペーシアの動力性能：普通車と比べるとどう？】
最近、普通車から軽自動車に乗り換える、いわゆるダウンサイザーの方も増えています。
そういった方が最も気にするのは動力性能ではないでしょうか。
結論から言えば、ターボ車であれば普通車から乗り換えてもがっかりすることはないでしょう。
むしろ、出足の良さなどは軽量ボディ＋ターボ＋S-エネチャージの恩恵で、「おお、思ったよりもよく走る」と感じるほどではないでしょうか。
さすがにターボなしでは少しもの足らなさを感じる可能性は高いのでダウンサイザーの方にはターボ付きの方をおすすめします。
カスタムZターボであれば本革巻きステアリングにパドルシフトやクルーズコントロールまで装備されているので普通車からの乗り換えても満足度は高いでしょう。
【まとめ】
全般的に走りに関しては不利な条件が揃っているスーパーハイトワゴンにしてはスペーシアの動力性能は悪くないと言えるのではないでしょうか。
特にターボであれば不満のない動力性能を確保しています。
ノンターボはさすがに力不足を感じさせる場面もありますが、それでもライバル車に比べれば充分軽快な走りを実現していると言えるでしょう。
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