皆さんこんにちは。

今回はパッソとキューブを比較していきたいと思います。

まずは2台の歴史を紐解いてみましょう。

パッソは、2004年に初代モデルが発売されました。

後、2010年にFMCを受け、より女性向けな柔らかなデザインとなっています。

そして2016年にFMCを行い、今回は男女どちらでも受け入れられる、誤解を恐れずに表現すれば、BMWミニの様なデザインイメージとなっている様に感じます。

キューブは、1998年に発売され、当期流行のトールワゴンボディで万人に受け入れられた感があります。

その後2002年には驚愕のFMCを行いました。左右非対称のエクステリアデザイン、風変わりなフロント周りと、世間の度肝を抜いた記憶があります。

ただし、販売は絶好調でした。

更に2008年には、若干のMCを施し、現在に至ります。

どちらの車種も、世間の購買ターゲットに向けて積極的に改良を重ねてきている、ある意味柔軟なモデルとも言えます。

この2台の比較、どうなるのか楽しみです。

今回は、以下の4項目で比較していきます。

  1. 燃費
  2. 維持費
  3. 口コミ
  4. 広さ

では、早速始めましょう。

パッソ キューブ どっちがいい?比較【燃費】

パッソ

1,000㏄ NA 28.0㎞/㍑(4WDは24.4㎞/㍑)

このエンジンは、パッソ登場初期から搭載されている1KR-FEエンジンです。

発表当初は3気筒エンジンが話題となりましたが、やはりその振動の多さはネックでした。

キューブ

1,500㏄ NA 19.0㎞/㍑

このエンジンも歴史は古く、2005年モデルから搭載されています。

素性は悪くないのですが、昨今の小排気量化の波には乗れていないですね。

結果として、排気量の差はあれど、燃費ではパッソが大差での勝利です。

パッソ キューブ どっちがいい?比較【維持費】

維持費について比較する項目は以下の通りです。

  • ガソリン代(記事作成時点の全国平均ガソリン価格146.2円×年間走行10,000キロ)
  • 車検費用+自動車税
  • 通年の整備代(オイル交換年2回+α)
  • 駐車場代(都道府県平均相場8,288円)

これらを、一回目の車検が到来するまでの3年間で試算します。(千円未満切り捨て)

パッソ

ガソリン代 156,000円
車検費用+自動車税 140,000円
通年の整備代(オイル交換年2回+α) 20,000円
駐車場代(都道府県平均相場8,288円) 298,000円
合計 614,000円

キューブ

ガソリン代 230,000円
車検費用+自動車税 160,000円
通年の整備代(オイル交換年2回+α) 20,000円
駐車場代(都道府県平均相場8,288円) 298,000円
合計 708,000円

1,000㏄のパッソに比べ、1,500㏄のキューブは税額が上がってしまいます。

それに加え、燃費の悪さがありますので、維持費では間違いなくパッソの勝利です。

パッソ キューブ どっちがいい?比較【口コミ】

口コミも見てみましょう。

パッソ

良い所

  • カラーリングが豊富。
  • 乗り心地が良い。
  • シティーコミューターとして最高。
  • コストパフォーマンスが良い。
  • 内装がおしゃれ。

悪い所

  • カタログ燃費に届かない。
  • エンジンが非力。
  • 足回りの粘りがない。
  • 車内騒音が大きい。
  • 車内が女性向き?(狭い)。

キューブ

良い所

  • 静粛性が高い。
  • 運転視界が広い。
  • シートの乗り心地が良い。
  • 思いのほか燃費が良い。
  • トラブルが少ない。

悪い所

  • 天井から雨音などが響く。
  • 車内から上方外が見ずらい。
  • フロントショックにトラブルが発生する。
  • シートのホールド性が弱い。
  • アイドリングストップの効果は?

パッソではエンジンパワーや足回りといった、車としての基本的性能に不満がある様です。

ただし、ユーザーもその点は理解しつつ発言している様で、シティーコミューターとしては有能であるという意見が多いです。

対するキューブは、逆にエンジン、足回りには不満はなく、内装の遮音やシートなどに不満があるようですね。

昨今、環境対策で小排気量化が進んでいますが、やはりパワー感では排気量の大きさが絶対的ですので、そのあたりで動力性能ではキューブ優勢なのでしょう。

口コミでは、まずまずの高評価が多かった、キューブの勝利とします。

パッソ キューブ どっちがいい?比較【広さ】

最後は広さです。

  • 車内長
  • 車内幅
  • 車内高

で比較していきます。

パッソ

1,975×1,420×1,270mm

キューブ

1,950×1,395×1,275mm

なんと、パッソとキューブでは、デザインイメージから間違いなくキューブが広いと思っていたのですが、ほぼ同等の室内空間です。

確かにパッソは、現行モデルになって大きくなった気がしていましたが、これほどキューブに近づいているとは思いませんでした。

パッソの進化を讃え、この勝負パッソの勝利です。

パッソ キューブ どっちがいい?比較【まとめ】

これまで比較してきた2車ですが、今回の対決では、ユーザーターゲットを研究し着実に進化してきており、またその中でも実用性やオシャレ感を巧みに織り交ぜる、パッソの勝利とします。

キューブも小改良は行ってきていますが、パッケージングはともかく、エンジン、安全性能などもっともっと現在レベルへ近づける努力が必要ではないでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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