この2車種を俎上に上げて悩んでいるヒトは、はたして本当にいるのか?という疑問もありますが、カタログの数字で統計化してみると、クロスビーとマーチは驚くほど近い位置にある、らしいです。
クロスビーは去年のクリスマスにデビューした新しい車型。ご存知ハスラーがトールワゴンだらけの軽自動車市場に突如殴りこんで切り開いた路線を上位展開した、新機軸のリッターカーです。
現在の4代目マーチは2010年登場なので、これだけでも既に8年モノの大御所。ちなみに初代のデザインは泣く子も黙るイタリアの巨匠ジウジアーロです。その後フェミニンな丸っこい姿で日産の販売を支え続ける、登場36年目の肝っ玉母さん。
両極端な来歴の2車種を、いつもの切り口で比較してみましょう。
【クロスビーとマーチ比較!】燃費は?
- クロスビー 20.6~22.0km/L
- マーチ 18.4~23.0km/l
クロスビーは全車共通の駆動系でFFと4WDの差だけ。燃費もそれほど変わりませんね。
対するマーチの4WDは後輪用の回転軸がなくて、後輪はリアに積んだモーターだけで駆動するシステムです。これのせいかはわかりませんが、18.4km/lの成績は4WD車です。この比較で論じると悪目立ちしますが、これもなかなか立派な成績ですから、雪や未舗装で四駆がほしいライフスタイルなら、ぜひ試乗で試してみてください。スゴいシステムですよ、これ。
【クロスビーとマーチ比較!】維持費は?
両車とも燃費も排気量も車重もほぼ同じ、エコカー減税も両車揃って対象外です。NISMOマーチでレースに出る、とか特殊な乗り方をしない限り、維持費に決定的な差が出る事象は見当たりません。ただしマーチの場合、4WDを選ぶと車重が1000kgをわずかに超えるので、重量税が1クラス上になり¥12,300-高くなります。スゴい4WDシステムですが、恩恵を感じる生活じゃない方は、マーチなら迷わずFFを選ぶようにお勧めします。
【クロスビーとマーチ比較!】口コミは?
クロスビー
正直ちょと高かったけど、装備がよくできていて不満が見当たらないので、満足。
そこらじゅうにいろんな収納があるので、いい意味でだらしなく使える。
タンクが小さくて、給油回数が多くなる。
クロスビーのデザインは、BMWミニほどのやり過ぎ感はないものの、全体の雰囲気がクルマっぽさよりITガジェット的な面白さを前に出したポップ路線で、クルマそのものよりも、コイツを買ったことで楽しく変化する生活を売る、という方向性が感じられます。
マーチ
丸みがあって、かわいい
リアコンビが安っぽい
CVTがお気に入り。滑らかで燃費もいい
巨匠ジウジアーロの手を離れた2代目から、マーチは常にまーるくまーるくデザインされてきたので、単なるサイズの問題ではなく、女性オーナーのイメージが
強い車種であることは否めません。むろん反対意見もあるとは思います。でもたとえば未婚カップルの現地集合デートでクロスビーとマーチが並んで停まったと
き、マーチから降りてきたのが彼氏のほうだったら、やっぱり「え?」って思いません?
またこの4代目から、マーチは輸入されている車です。日産自動車の完成検査ラインから出てくるので、登録上は国産車ですが、生産はタイの工場。このことを
気遣ってか、リアコンビランプはボディパネルの上に出っ張ってポン、と固定されるタイプで、普通の国産車みたいに周囲をリアゲートやサイドパネルに囲まれてツライチになる構造ではありません。このおかげで、万一チリ合わせ(ボディパネル間のスキマ・段差を一定に保つ、設計や組立て上の努力・工夫のこと)がマズくてもズレが目立たない、という利点はあるものの、実物はタイ製とはいえイイ線いってるので「これは質感を犠牲にしてまで必要なことだったか?」という疑問は、湧いて当然です。
【クロスビーとマーチ比較!】広さは?
室内寸法(長さx幅x高さ)も比較してみましょう。
- クロスビー 2,175x1,355x1,280mm
- マーチ 1,905x1,370x1,270mm
車室は真四角ではないので、この数字だけで広いか狭いかは議論できませんが、クロスビーのほうが前後に少し余裕がある造りのようです。全長はわずかにマーチのほうが長いくらいなので、当然どこかにシワ寄せはあって、クロスビーはリアシートをだいぶ後方に置いて、後席足元に余裕を作るぶん、荷室を絞った設計です。
両車もちろん分割可倒式のリアシートですが、「ザッツ・コンパクトカー」なマーチのほうは、どちらかというと荷室をセダン的に独立性のある空間として使ってほしい意図が伝わってくる気がしますが、クロスビーは4人乗車で荷物もパンパンな移動の機会は少ないと割り切って、普段の後席足元の余裕を優先し、大きな荷物は後席を倒して載せる、という軽自動車的なアプローチを感じます。布団とちゃぶ台でリビング兼寝室となる日本家屋のテイストが、ポップ路線の中に残っているあたり「軽のスズキ」が感じられるところですね。
このへんは主となる使い方如何で、便利でも不便でもあるので、優劣ではなくチョイスの問題です。
【クロスビーとマーチ比較!】まとめ
大御所と新人の比較は、どこの世界でも難しいです。
既に見慣れて久しく、新鮮味という方向性では評価できない大御所と、フレッシュでキャッチーだけど、次もちゃんと魅力的か?には、全く安心材料のない新人。ただし、マーチはクルマのジェンダーが女子に寄り過ぎな点が気になるので、ココでは、よりクロスオーバーなクロスビーに1票入れたいと思います。
最近なんでみんな下取りをディーラーから一括査定会社にしているんですか?
今はディーラーで3万円しか値がつかない車が、実は50万円で売却できることもあるんですよ。
え?どうしてですか?
なぜかというと、ディーラーは車を売る専門。買取業者は車を購入するのが専門。なので、ディーラーは適正な価格をあまり知らないんです。
へ~、そうなんですね。
まだ売却を考えていなくても、今すぐあなたの愛車の市場価値を知っておくことが大事です。あなたが思っている以上に高く評価される可能性もあるので、憧れのあの車をゲットする日が1年早くなるかもしれません。
お!それは嬉しい!ちなみにどんな買取業者がおすすめですか?
今はこちらの一括査定会社3社がおすすめです。
じゃ、さっそく査定だけでもしてもらいます!ちなみに無料ですよね?
はい!もちろんです。45秒で簡易査定は終わりますよ。
1位 ズバット車買取比較
参加している車買取業者が211社とめちゃくちゃ多い。
累計利用者数100万人突破!
年中無休のカスタマーサポートの安心対応
→ズバット車買取比較公式ページはこちら
2位 カーセンサー
リクルートが運営する車買取り業者
大企業が運営しているので安心です。
→カーセンサー公式ページはこちら
3位 車査定比較.com
全国200社以上の買い取り業者
電話対応可能
→査定比較.com公式ページはこちら