軽トラからスーパースポーツカーまで、自動車ならなんでも大好きな元塚です。

イグニス、変わった名前ですが、由来は「点火」を意味するイグニッションからの造語だそうです。新ジャンルの火付け役になりたい、という思いが込められているのでしょうか。

ところでこのイグニス、実はプラットフォーム、パワートレーンの多くの部分をスズキソリオと共用化されています。

片やコンパクトSUV、片やハイトワゴンと全くキャラクターは異なりますが、スズキのディーラーに行けば隣に展示され比較されるライバル同士となります。

今回はそんなイグニスとソリオを比較していきましょう。

【イグニス VS ソリオ:ボディサイズ】

 

プラットフォームは共通ですがボデイサイズは随分違います

イグニス:3700×1660×1595mm(全長×全幅×全高)ホイールベース2435mm

ソリオ:3710×1625×1745mm(全長×全幅×全高)ホイールベース2480mm

ソリオは室内空間を最大限に稼ぐためにホイールベースと全高を拡大しているのが特長です。

最小回転半径はイグニスが4.7メートルに対して、ソリオは4.8メートルと僅差ですがイグニスの方が上です。しかしいずれにしても軽自動車と変わらないレベルなので両車とも取り回しで苦労することはないでしょう。

【イグニス VS ソリオ:居住空間】

見るからにソリオの方が広そうですが、前席に限って言えば頭上空間以外は差はありません

頭上空間は確かに広々感にはつながりますが、イグニスも必要な空間は確保しているので、あるい意味気分の問題といえるかもしれません。

一方で、後席との広さについてはソリオが圧倒的です。

特にルーフがテールゲートまでまっすぐ伸びているので頭回りには余裕の空間が広がっています。

とはいえイグニスもリアシートのスライド機構があるので必要な広さは確保しています。

また乗降性に関してはソリオの車高の高さがヒップポイントの高さにつながっており、さらにスライドドアを採用しているので圧倒的に上です。

イグニスも決して乗降性が悪いわけではないのですが・・・

【イグニス VS ソリオ:走行性能】

まあこれは見ればすぐわかることではあるのですが、イグニスの圧勝です。

ソリオには2016年11月にフルハイブリッドのモデルも登場しましたが、マイルドハイブリッド同士で比較すると、やはり車重が70kgほど軽いイグニスの方が軽快です。マイルドとはいえモーターアシストもあることから一クラス上の車種にひけをとらない加速感が味わえます。

【イグニス VS ソリオ:まとめ】

イグニスとソリオは兄弟車と言っても良いぐらい共有部分が多いのですが、それでもよくこれだけ作り分けたものと感心させられます

イグニスは世界戦略車、ソリオは日本専用とターゲットは全く異なりますがそれぞれのニーズをきっちり押さえた作りはさすがスズキです。



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