軽トラからスーパースポーツまで、車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。

日産デイズは日産と三菱が設立した合弁会社「NMKV」から生まれた全高1620㎜のいわゆるハイトワゴンです。

不正燃費問題でつまずいたのは残念でしたが、車自体は軽自動車とは思えない品質感がデビュー以来好評で、販売休止期間はあったものの、現在は順調な売れ行きをキープしているようです。

今回はそんなデイズの室内空間をチェックしていきます。

【デイズの室内:運転席】

デイズは大きく分けると標準車と「ハイウェイスター」系に二種類に分けられます。

標準車ではアイボリーを基調とした明るい内装、それに対してハイウェイスターは黒を基調にシルバーなどでアクセントを加えたスポーティな演出が施されています。

センターには高級感あふれるピアノブラックが奢られており、ちょっと軽自動車ばなれした印象さえあります。

運転席ドアも大き目で足元スペースも広い上に適度な高さに設定されたシート座面のおかげで乗り降りは非常に楽。

運転席には標準車の「X」とハイウェイスター系にはシートリフターとチルトステアリングも装備されているので適切なポジションがしっかりとれます。

助手席下にはトレイ式の物入が装備されており、ちょうど靴と折り畳み傘が入るサイズ。

どちらも車の室内での置き場所に困ってしまうものなのでこういった装備はとてもありがたいですね。

【デイズの室内:二列目】

シートのサイズは、座面も含めて比較的大き目でホールド感も十分、クッションも厚めなので長時間乗車しても比較的疲れにくいでしょう。

シートはスライド可能で170㎜も調整幅があるので荷物などに合わせてアレンジが可能となっており、後ろまで下げれば2Lクラスのミニバンの二列目と変わらないほどの広さになります。

また左右独立でリクライニングし、調整幅も12段階とライバル車に比べて細かいのも特徴です。

 

【デイズの室内:荷室】

軽のハイトワゴンの基準の一つが、通常時でもたたんだベビーカーを乗せられることであり、デイズもこの基準はしっかりクリアしています。

ただし奥行きが245㎜しかないのでそのままではベビーカーだけで荷室が満杯になってしまいます。

その際はリアシートのスライド機構を使って前に出してやることで簡単に荷室が拡大します。

シートは左右一体ですが、荷室側から動かせるので調整もやりやすいでしょう。

 

【まとめ】

日産デイズの室内空間、非常に手堅くまとめたという印象です。

決して目新しい装備やパッケージング上の工夫があるわけではないのですが、使い勝手は非常によいといえるでしょう。



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