軽トラからスーパースポーツまで、車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。

ダイハツアトレーワゴン、タントなどのスーパーハイトワゴンが登場して以降はちょっと影が薄くなってしまいましたが、それでも広く使い勝手の良い室内空間で根強い人気を誇っています。

とはいえ、通常の軽乗用車に慣れた方が乗ると違和感を感じる部分があるのも事実です。

今回はアトレーワゴンの欠点について、インプレ、口コミからチェックしていきましょう。

【アトレーワゴンの欠点:燃費】

アトレーワゴンの燃費ですが、2WD車で14.8km/L(JC08モード)となっています。

ちなみに、トヨタノアのFFモデルのカタログ燃費が16.0km/Lとなっていて、なんと2Lクラスのミニバンよりも悪い数値となっています。

走行性能そのものはターボのおかげもあって意外に活発なのですが、さすがに3クラスぐらい上のノアに燃費で負けてしまうのはどうかと…

とはいえ、アトレーワゴンは軽貨物車のハイゼットがベースで、モデルサイクルが通常の乗用車よりも長いため、仕方がない部分もあるのですが。

経済性で軽自動車を選択する方は多いでしょうが、走行距離が多い場合には、税金や保険などひっくるめても維持費ではシエンタやフリードなどと変わらなかったり、下手したら安い、ということも考えられるので要注意です。

 

【アトレーワゴンの欠点:乗り心地】

もともとが商用車ベースということもあって乗り心地は硬めです。

それに加えてエンジンとトランスミッションが運転席下にあるレイアウトのために、変速ショックを伝えやすい構造になっているのが乗り心地にはマイナスポイントです。

アトレーワゴンのトランスミッションは4ATで、CVTに比べると格段にシフトショックは大きいです。

その変速ショックがシートを通して、ほぼダイレクトに身体に伝わってくるので、ちょっと厳しいと言わざるを得ません。

また全高が高いので仕方ない部分もありますが、高速道路での横風はちょっと苦手です。

【アトレーワゴンの欠点:安全装備】

「安全はカネにならない」、と言われていたのは過去の話。

最近は、安全装備に関するユーザーの目も厳しくなってきています。

そういう視線でアトレーワゴンを見ると、正直、厳しいと言わざるをえません。

ムーヴに装着された最新式のスマアシ3はもとより、自動ブレーキなどの現在トレンドとなっている安全装備は一切装着不可能です。

【まとめ】

アトレーワゴンの欠点の多くはキャブオーバー式という、パッケージングに由来しているものが多いようです。

とはいえ、小さなボディで最大の空間というコンセプトは不変なので、噂されている時期モデルで改善されることを期待したいですね。



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