ねん軽トラからスーパースポーツカーまで、自動車ならなんでも大好きな元塚です。
トヨタの最小コンパクトカー、パッソも現行型で三代目となります。
今回からダイハツが企画から開発、生産まで主体となって行っており、軽自動車で育んだノウハウを小型車にフィードバックして使い勝手の向上を図っています。
いまどきのコンパクトカーということでやはり気になるのは燃費性能。
それではパッソの実力を見て行きましょう。
【パッソ：燃費は？】
基本的にエンジンを含めたパワートレーンは全グレード共通で、先代にはあった1.3Lについてはラインナップから落とされています。
燃費については2WDで28.0km/L、4WDで24.4km/Lとなっています（いずれもJC08モード）。
車のキャラクターから4WDを選択する方は少ないでしょうが、燃費の落ち込みが比較的少ないのは安心材料でしょう。
ハイブリッドなどの特別な技術なしでこの燃費を普通車で達成しているのは優秀でしょう。
【パッソ：実燃費は？】
実際の燃費はシチュエーションや乗車人数、当日の天候など様々な変動要因があるため、前後のぶれが生じることからは以下の数値はあくまで参考データとしてください。
房総半島を巡る400kmを走行した平均燃費が18km/L程度、特別エコランを意識せずに走ってのデータなので燃費を意識すればもっとカタログ値に近い数値になる可能性があります。
高速道路を延々走るのではなくストップ＆ゴーをかなり繰り返す燃費テストにはかなり厳しいシチュエーションでこの数値であれば充分及第点ではないでしょうか。
【パッソ：低燃費の秘密は】
パッソの1.0L直列3気筒1KR-FE型エンジンは軽自動車のダイハツミライースで培ってきた低燃費技術を投入してきたものです。
吸気系のレイアウトの見直しやピストン形状の変更といった地道な技術の積み重ねで実現するとともに、実用域のトルクアップも実現しています。
これに加えてFF車で910kgという軽量なボディがこの低燃費には効いているのでしょう。
【まとめ】
パッソの燃費、かなり好評価を与えられるのではないでしょうか。
なんといっても実際の走行パターンからかけはなれた「燃費スペシャル」ではなく、基本の部分をしっかり見直すことで低燃費を実現しています。
これなら購入後にカタログ燃費と実燃費の落差でがっかりすることはなさそうです。
軽自動車に近いコンパクトなボディには余裕があるエンジンの組み合わせが実燃費のよさにつながっているのでしょう。
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