軽トラからスーパースポーツカーまで、自動車ならなんでも大好きな元塚です。
初代スイフトから数えれば4代目、ワールドカーとなった２代目からは3代目となりました。
新車はデビューしたばかりということでタマ数も少なく、なにより価格が新車とさほど変わらないので中古車として購入する旨味はいまひとつです。
一方で先代はデビューが2010年で2016年末まで生産していたことから、中古車のタマ数も豊富で価格もリーズナブルなものが多く見られます。
スイフト、先代からコンセプトはそれほど大きく変化していないことから新車ではなく先代を中古車で購入しようと考えている方もいるのでは？
そんな方のために、現行型のスイフトと先代を比較します！
【サイズの違い】
スイフト、最近の車にしては珍しく、新型になって車体が少し小さくなりました。
全長で10mm、全高で10mmのマイナスで、その一方、ホイルベースは20mm延長されていることから、スズキではボデイの拡大を抑えながら居住空間を少しでも大きく取ろうとしたことが読み取れます。
その上で、車両重量は先代に比較して120kgもの軽量化に成功しています。
大型の高級車であればカーボンやアルミなどの高価で軽量なパーツを使用できますし、もともとの車重も重く、いわば「削り代」が大きいのでそれほどの驚きはないのですが、スイフトの場合はこのコンパクトなサイズでコストをかけずに実現しているのはさすがスズキ、と思わせられます。
スイフトは先代でプラットフォームを一新しましたが、今回も新プラットフォームの採用に踏み切ったことが大きく影響しているのでしょう。
【エンジンの違い】
先代は非常にシンプルでスイフトスポーツ以外は1.2Lガソリン車のみでした。
しかし現在は各社ともハイブリッドなど燃費コンシャスな車をラインナップするようになったことを受け、新型では3種類のエンジンを用意しています。
先代同様の1.2L直列4気筒ガソリンに加え、同じく1.2Lのマイルドハイブリッド、バレーノにも搭載されている1.0L直列3気筒ターボが追加されています。
ベーシックな1.2L直列4気筒は基本的には先代マイナーチェンジ後のデュアルジェット仕様ですが、圧縮比を高めて燃費と出力の向上を図っています。
【居住空間】
ボディサイズはほとんど変わっていませんが、大きく改善されたのが荷室です。
先代は正直言って荷室は210Lとサイズが小さく、また開口部もボディ剛性を重視したため800mmと高く、使い勝手は今ひとつでした。
新型では容量が265Lに拡大され、奥行きも675mmを確保し、サイズの一回り大きいマツダデミオと同等のレベルを確保しています。
またハッチバックの場合、テールゲート開閉時の車両後方への張り出しが大きいと狭い場所では開けられない、という場合もありますが、スイフトの場合は後方に350mm程度の空間があれば開けられるのもメリットでしょう。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
先代モデルから6年ぶりのフルモデルチェンジとなり、スタイリングでの変化はそれほど大きくないですが、中身はかなり進化しています。
特に、安全装備についてはここ数年で進化の度合いが激しいので、この点だけみても新型の方が魅力的です。
もし先代の高年式の中古車購入を検討しているなら、いっそ新型を購入した方がメリットは多いです。
当然、新車の方が価格は高いですが、ローンの金利も一般的には新車の方が低く、さらに残価設定ローンも選択できるので、うまく活用すれば、結果的に差額はそれほど大きくなかった、ということも考えられます。
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