軽トラからスーパースポーツまで、自動車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。
日産ノート、おおがかりなマイナーチェンジを行いe-POWERが大人気となりました。
ノートの購入を考えていて、標準車とe-POWERのどちらにしようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんなノートとe-POWERを比較していきます！
【ノート対e-POWER：燃費】
ノートの燃費を中間グレードの「X」で比較すると次のとおりです（いずれもJC08モード）。
X：23.4km/L
X DIS-S：26.2km/L
（スーパーチャージャー仕様）
e-POWER X：34.0km/L
参考までに実燃費は次のとおりです。
X：14.0～18.0km/L
X DIS-S：15～20.0km/L
（スーパーチャージャー仕様）
e-POWER X：20～27.0km/L
いずれもコンパクトカーとしては十分低燃費ですが、やはりe-POWERの低燃費は突出していますね。
自然吸気と比較すると10km/L近く差があるので、長距離を走られる方なら維持費にかなり響いてきそうです。
【ノート対e-POWER：走行性能】
口コミやインプレからみると燃費以上に差が大きいと思われるのが走行性能です。
自然吸気もスーパーチャージャー仕様も動力性能的には突出した部分は感じられないのですが、e-POWERについてはこれまでにない運転感覚が非常に新鮮であるとの意見が多くみられました。
なんといってもガソリン車なら２L級のトルクがアクセルを踏んだ瞬間に立ち上がるモーターならではの力強さが好評です。
卓越した制御技術を活かしたワンペダルドライブも新鮮な感動をもって受け入れられています。
ただしその驚きもいったん高速道路に上がってしまうと薄れてしまいます。
高速道路ではモーターよりもガソリンエンジンの方が効率が良いことからがっかりされる方も多いようですね。
【ノート対e-POWER：価格】
同じく中間グレードで比較すると自然吸気のXは149.6万円、e-POWER Xは195.9万円となんと50万円近く差があります。
いくら燃費が良く、またエコカー減税の対象で100％減税の恩恵が受けられるとはいえ純粋に経済性だけで比較するとe-POWERは選びにくくなってしまいそうです。
【まとめ】
これだけ価格差があるにもかかわらず圧倒的にe-POWERが多く販売されているところを見るとユーザーは「電動車」という新しい感覚の乗り物に乗りたい、というニーズが高いのでしょう。
ただし、高速道路の長距離走行での使用がメインという方ではe-POWERのメリットはあまり感じられないことになってしまうので、購入する際には、車の利用状況をもう一度確認しておくことが大事です。
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