軽トラからスーパースポーツまで、車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。
日産キューブ、現行型はそれまでのキューブとは少し印象が違って真四角というよりも、角がとれて少しぬめっとしたデザインが特徴です。
フロントマスクも、「サングラスをかけたブルドッグ」という、よくわからないイメージでどうみても走りの方は期待できない感じですが、実際に乗ってみたらどうなのでしょうか。
今回はキューブの走行性能についてインプレや口コミをもとにチェックしていきます！
【キューブの走行性能：市街地では？】
キューブに搭載されているのは1.5L直列４気筒DOHCエンジンで、ノートなどに搭載されているものと共通です。
変速機もCVTのみ、このあたりは日産スタンダードですね。
シャシーは、先代や旧型ノートと同じく日産の「Bプラットフォーム」で、最新型の車に比べれば安全性能などで劣るのは致し方ないのですが、市街地を走る程度であれば、特に問題はありません。
サスペンションもひたすら柔らかめ、厚めのシートにも助けられて、乗り心地も悪くないようです。
同じパワートレーンをもつノート（旧型）同様、CVTにありがちな滑り感も抑えられているので、加速そのものはマイルドですが、街中で力不足を感じさせることはないでしょう。
【キューブの走行性能：高速道路では？】
先代までは国内専用車で、ある程度高速域は見切ったような印象もありましたが、現行型では輸出する関係からか、空力も詰められており、Cd値は見た目によらず0.33と意外に優秀です。
100km/h巡航時のエンジン回転数は約2000回転と抑えられているのでうるさくはないのですが、それよりもボディ側面からの風切音の方が大きくなってきます。
高速道路での追い越しなどで日本の法定速度を超えるような速度になると、直進安定性が少し怪しくなってきます。
エンジンも3000回転を超えると急に騒がしくなってくるので、やはり法定速度＋αまででのんびり走るのがあっているようです。
【キューブの走行性能：ワインディングロードでは？】
この車で峠を攻めようと考える方はあまりいないと思いますが、やはりそういった道路は得意分野ではありません。
柔らかめのサスペンションと比較的高い車高が相まって、結構激しくロールするので自然と荷重をあまりかけないような走り方になります。
コラム式のシフトレバーのボタンを押すと「Sモード」になって、エンジンを上までひっぱるような設定になっていますが、エンジン音もうるさくなるので、そこまでして飛ばしたいと思うかどうか。
【まとめ】
デビューが2008年と、もうかなり古い車になってしまいましたが、日常的に使用するならそれほど走行性能に不満は出ないでしょう。
おだやかな乗り心地で、見た目も脱力系なので、ガチで走りたい方はそもそもキューブを選ばないのでしょうが…
中古車だと20万円台から手に入るので、日常のアシを探している方にはちょうど良い選択かもしれません。
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