軽トラからスーパースポーツまで、車ならなんでも大好きな自動車ライターの元塚です。
日産マーチ、初代からずっと燃費のよいコンパクトカーというイメージは不変です。
しかし、近年はハイブリッドカーや、同じ日産のEVリーフやノートe-Powerなどが驚異的な低燃費をアピールして、ちょっと地味な存在になってしまいました。
そんなマーチですが、実燃費はどうなのでしょうか。
今回はマーチの燃費にスポットをあてて紹介してみたいと思います。
【マーチの燃費：カタログデータでは】
マーチのJC08モード燃費は23.0km/L となっています。
軽自動車や、他の低燃費指向のコンパクトカーでは30km/L以上が当たり前になっている中では、取り立てて良い、といえるほどの数値ではありません。
これでも、デビュー時（2010年）には悪い数値ではなかったことを考えれば、ここ数年の燃費競争がいかに激しかったか、あらためて実感しますね。
なお、アイドリングストップが用意されていないベースグレードでは21.4km/Lになるので、購入の際には注意が必要です。
【マーチの燃費：市街地での実燃費は】
webなどの口コミでチェックしてみました。
実燃費については、運転の仕方やシチュエーションによって上下するので、あくまで参考値として考えてください。
ストップアンドゴーが多い市街地は、燃費を計測するシチュエーションとしては非常に厳しい状況です。
そんな中でのマーチの実燃費ですが、12.6km/Lとなっています。
燃費がいまいちな方のデータをチェックしてみると、近所のスーパーに出かけるといったちょい乗りで利用している方多いようです。
その一方で、街乗りでも15km/Lを下回ることがない、という方の使い方を見ると、比較的一回の走行距離が長い傾向があります。
市街地での燃費が低い傾向にあるのは、マーチ・ユーザーの普段の車の使い方にも大きく影響しているようです。
【マーチの燃費：高速での実燃費は】
比較的燃費が延びる高速走行ですが、マーチはかなり良く、21.7km/Lでした。
ワゴン系に比べると前衛投影面積が小さく、また車高も極端に高くないことが功を奏したのかもしれませんが、かなり優秀と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、実燃費平均は17.4km/Lとこれもカタログデータからの落ち込みが低く、他のカタログで低燃費をアピールしている車とくらべても悪くない数字ではないでしょうか。
【まとめ】
今や当たり前の装備となったアイドリングストップ。
本格的に普及するきっかけとなったのが、実はこのマーチだったのです。
非常に先見の明があったといえるのですが、他車の進歩にマーチがついていけていない状況は少し歯がゆい気もしますね。
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