軽トラからスーパースポーツカーまで、自動車ならなんでも大好きな元塚です。
通常、車を購入する際、気になるのはやはりライバルの存在ですが、ジムニーにはライバルと呼べる存在の車は存在しません。
かつては三菱パジェロ（日産KIX）という比較的近い存在の軽クロスカントリー車もあったのですが、現在はカタログ落ちしています。
ということで今回は同じスズキの中で場合によっては購入の比較対象（家族の反対などで：笑）となる可能性のある車種、ワゴンR、ハスラーと比較してみます。
これらの車両の誘惑（？）を振り切ってジムニー購入に踏み切れるでしょうか？
【比較１：ジムニー対ハスラー】
ハスラーは旧ワゴンRをベースにSUV風のボディデザインを与えたモデルです。
スズキ自身も想定外となる大ヒットとなりました。
身内のスズキの中ではジムニーの最も強力なライバルかもしれません。
デザインだけの車のように思われがちですが、車重の軽さと意外に余裕のあるデパーチャーアングルで林道走行や雪道、河原を走る程度はトラクションコントロールの制御を繊細に行うグリップコントロールを使えば難なくこなします。
しかもワゴンRゆずりの居住空間の広さ、使い勝手の良さはそのままです。
もちろんジムニーのようなマニアックなオフロード性能はありませんが、燃費も遥かに良いので家族から「こっちにしましょう」と言われると相当の説明材料を用意する必要がありそうです・・・
【比較２：ジムニー対ワゴンR】
モデルチェンジしたばかりのワゴンR、軽量設計で燃費も走りもよく、室内は広いと「軽自動車にこれ以上何を望む？」と言いたくなってしまうデキです。
「いや、ジムニーはオフロード走行では無敵で」と言っても、「毎日オフロードを走るわけじゃないでしょ？」と言い返されるとかなり苦しい。
特に比較されると苦しいのが燃費です。
ジムニーのJC08モードは14.8km/L、実燃費では高速道路と一般道が半々で10km/L前後の模様です。
ガソリン価格を１リッター130円、実用燃費を10km/LJとして１kmあたりの燃料費で計算すると13円。
ワゴンRで実燃費をJC08モードの８割程度として同様に計算すると3気筒＋モーターで4.6円、そしてターボが5.4円となります。
単純に計算するとジムニーはワゴンRターボの倍以上、ノンターボの３倍近くガソリンを食うことになってしまいます・・・
【まとめ】
単純に同じ軽自動車と普段の使い勝手を比較すると、設計が古い上に特殊な車種であるジムニーはかなりつらい。
購入を検討していても軽自動車なのに20kn/Lに届かない燃費などを見て、本格的なオフローダーの方以外は断念してしまう方も多いのでしょう。
しかしこうして比較してみると、ハスラーは本当にうまい商品企画だったんだな、と思わされます。
おそらくジムニーを購入するつもりだったのに最終的にハスラーを選んだユーザーも結構いるのではないでしょうか。
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